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趣味で乗馬をしていた頃、乗馬仲間からたまに質問されました。
“エンデュランスって、いつもの練習は何してるの?”
“エンデュランスって、馬体をケアしながら乗るんでしょ?”
“エンデュランスって、心拍数を落とさなきゃならないんでしょ?”
エンデュランス競技をちょっとだけ知っている人たちの、代表的な認識・質問だと思います。
自分はいちいち答えず、ニヤニヤしていました。
エンデュランス競技は、競技である以上何かを競います。
ナニを競うかというと、それは馬の走るスピードとエンデュランス(あえていうなら耐久)能力です。
これはルールに明記されています。スピード、耐久の順番です。
要は、“速いもの勝ち”ですね。
ただ、人間のマラソンと違うところは、距離が格段に長い事と、馬体に異常をきたすと失権することです。
そこで、馬体に気を遣いながら云々…と なります。が、元々、乗馬に関わる人たちは全員、
馬体・馬のウェルフェアー(敢えていうなら福祉)を何事よりも最優先させなければならないのです。
これは、国際馬術連盟のルールですから、全員が全員ですね。
すなわち、ドレッサージュとかジャンピングの競技をやっている人も、です。
80pの障害しか跳べない馬を、100cmの競技に出さないはずです。
同じように、40キロしか完走能力のない馬を、60キロの競技には出さないわけでして、
つまり、十分トレーニングした馬のスタートと同時に、
ライダーやクルーがハラハラドキドキと馬体の心配をしながらなんて、ありえないわけです。
60キロ〜のオープン競技になると、馬にとって過酷なレースになります。
ただ、いいたいのは、当日のケア以上に“準備が大切”だということです。
準備…人馬とものトレーニング・体調管理
そして、事後のケア。
トレーニングは、馬にとっても人間にとってもエンデュランス・忍耐です。
すっごく単調で、時間のかかる作業です。
よく、心拍数、心拍数とクローズアップされます。
心拍数が上がるのはなぜか?下がらないのはなぜか?
心拍数そのものよりも、下がらない原因をよく考えてみたいです。
そして忘れてならないのは、心拍数は代謝異常のひとつの指標にすぎない、ということです。
ところで、馬場内と馬場外ではどちらが馬に乗りやすいですか?
答えは、その人なりの感じ方だから、なんともいえません。が、自分は馬場外のほうが
圧倒的に馬のコントロールが難しいです。馬場内で出来ることも一歩外に出ると、出来なくなります。
逆に言うと、馬場内で出来なくて馬場外で出来ることはないと思ってます。
(馬のコントロールということで、ですよ)
結果、エンデュランスライダーの練習の基本は馬場内運動であると思ってます。
野外騎乗で馬の誘導を、ちょこっと脚を使っただけでできたら、どんなに楽でしょうか?
ちょっとの扶助でスピードを速めたり、遅くしたり。ペースコントロールがすごく楽です。
バックや横運動は馬の筋肉を柔らかくするのに有効ですし。
それに馬だって、楽にそして、できたら気持ちよく乗られたいんだと思うんです、長い時間なんだから。
エンデュランス特有の練習ももちろんあります。
他の競技は、基本的に1頭での演技になりますが、エンデュランス競技はごった煮です。
それに当然、馬場内では出来ないこともたくさんあります。
話が拡散しましたが、
つまりは、長距離騎乗が可能なスピードのある馬を作り上げていく、
また、馬が長距離騎乗に耐えうるよう、ライダーの技術・知識を磨いていく、
それがエンデュランス競技だと思っています。
・・・一番最初の、馬仲間の問いに答えようとすると、すっごく時間がかかるんですよ。
こんな考え方に興味のある方のご来場、お問い合わせを、お待ちしております。
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